こんにちは、ちゃるしょです。
私には、2歳8ヶ月(’20/11時点)の子供が1人いて、
将来、子供が大学進学することを想定し、ジュニアNISAを活用し、
大学の授業料 + 生活費を工面しようと思っています。
そこで、悩ましいのがジュニアNISAで積み立てた投資信託をいつ売却するのか?
ということです。
投資である以上、投資元本に対し、増えることもあれば、減ることもあります。
少しでも複利の力で増やしたいと思い、長期間投資し、いざ売ろうとした時に、
大暴落で大きく元本割れ!なんてことになったら、目も当てられません。
そこで、今回はジュニアNISAを活用した子供の大学資金を確保するための
出口戦略を考えてみたので、ご参考になると嬉しいです。
ジュニアNISAの出口戦略(引き出し時期)の考え方
① 大学にかかる費用の把握
まずは、大学にかかる費用を把握しましょう。
下記グラフに国立/私立×4年制/大学院の学費をまとめてみました。
子供の自立力を高めるためにも、親としては一人暮らしを経験してもらいたい想いから、
ここでは、グラフ内の生活費は、下宿想定です。

大学(4年制)の学費・生活費調査結果
国立大学院の学費
私立大学院の学費 (慶応大学前提)
大学生の生活費
これでおおよそ必要な金額が掴めたと思います。
いざ、こうまとめてみると、
人生の3大支出と言われるだけあって、かなり大きな額ですね。
私は、奨学金400万を借りながら、国立の大学院まで進学させてもらったので、
大人になった今、私の大学生活に1100万円もかかったのかと思うと、
両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
② 進学先の前提決め (国立/私大/4年制/大学院)
次に、子供の進学先をどこまでをカバーするか目標を決めましょう。
私の場合は、まずは欲張って、
私立理系大学院までの費用(1904万円)を確保することを目標としました。
子供が大学行く必要はないと判断すれば、それはそれで運用継続していこうね
③ 大学費用を準備するための毎月投資額、年数、利回り設定
私立理系大学院までの費用を準備することになったので、
24年間で1904万円の費用を確保する必要があります。
必要資金を貯めるための戦略
24歳までに1904万円貯めるための私の戦略としては、
ジュニアNISAで16歳までに1500万円 + 17~23歳の貯蓄で400万円です。
戦略をグラフ化したものが下記です。

順調に行けば、必要資金確保できそうですが、
投資運用する上では、実際は常に利回り5.5%で運用できるわけではありません。
下図に、1802年以降の米国株式市場を保有期間(1年~30年)ごとの
株式・長期債・短期債の実質利回りを示します。

株式を保有した場合の利回りは、
10年保有:-4.1~+16.8%
20年保有:+1.0%~+12.6%
であり、20年以上の長期積立をする上では、元本割れのリスクはかなり低そうですが、
大学資金を貯める上では、20年以下の投資となるため、元本割れのリスクも覚悟が必要です。
また、引き出す時の株価にも左右されますので、複利効果による欲を出しすぎて、
大学入学直前まで投資をしていて、いざ引き出す時に株価大暴落が来てしまい、
計画が狂ってしまうかもしれません。
それを考慮し、ここでは16歳で投資をストップする戦略をとっています。
16~18歳までの2年間をその時の株価を見ながら、
投資を続けるのか、引き出すのかを考えるバッファとしています。
計画は立てたけど、たぶん計画通りには行かないと思う
ここまで計画を立てても、未来のことは誰にもわかりません。
ですが、ここで考えたような出口戦略という軸を持っていることで、
何か起きた時の判断がしやすくなると思います。
バックアップ案を用意しておくことが大事
目標額を確保できなさそうな場合のバックアップ案は、私の場合2つあります。
親としては、子供が社会人になるまでのサポートはできる限りしてあげたい気持ちですが、
必要資金が確保できないのであれば、奨学金の借入してもらうことも必要だと思っています。
奨学金を借りる必要が出てくる場合は、
奨学金を借りるのは子供本人なので、子供の意思と考えを尊重しつつ、
よく話し合いながら、決めていきたいと思っています。
まだ15年も先のことですけどねw
ちなみに日本学生支援機構の奨学金は、
無利子タイプの1種 と 有利子タイプの2種があり下記の額を借りることができます。

日本学生支援機構 1種、2種奨学金の貸与額
日本学生支援機構 2種奨学金の利率
おわりに
今回、大学資金確保の計画を考えることで、
何となくジュニアNISAで積立投資をしていただけだったのが、
しっかりと目標を持った投資にしていけそうな気がしてきました。
やっぱり、自分で考えて、行動するって大事!と実感しました。
いかがでしたでしょうか?
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。