iDeCo(個人型確定拠出年金) or DC(企業型確定拠出年金)のマッチング拠出は、あえてやらない!その理由を解説

こんな人にオススメの記事
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)をやるかどうか迷っている人
  • DC(企業型確定拠出年金)のマッチング拠出をやるかどうか迷っている人

こんにちは、ちゃる(@charl_0222)です。

資産形成を始めると必ず推奨されるのが、積立NISAとiDeCo or DCマッチング拠出です。

どちらも節税効果があり効率的に資産運用するには活用しない手はないですが、

その反面、積立することで日々のキャッシュフローが悪くなるというのも事実…

ここがやるかやらないかで、すごく悩むところなんですよね。

そこで今回は、僕がiDeCo or DCはやらない!と決めた理由とその考えをシミュレーションした結果と共にお伝えします。

(これ以降、iDecoとDCの表記が煩わしいので、2つをまとめてiDeCoと表記します。iDecoとDCの違いを知りたい方は、コチラへ)

本記事の内容
  • iDecoのメリット・デメリット
  • iDeCoをやることでのキャッシュフロー悪化のシミュレーション
  • iDecoをやらない3つの理由

この記事を読むと、iDeCoとの向き合い方の目線が広がると思います。

結論
  • 過剰に老後資金を貯めるのではなく、『今』を充実させるためにお金を使う方が人生の満足度が上がると考える
  • iDeCoやらないことで浮いたお金を「今」の経験・思い出つくりにお金を回す
目次

iDeCoをやらない3つの理由

iDeCoをやらない3つの理由
  1. 老後資金は、積立NISAで確保する
  2. 積立金は、子供の教育費に回したい
  3. 老後の1万円よりも、今の1万円の方が人生においての価値がある

上記の3つの理由から、僕はiDeCoをやらないことにしました。

それぞれの詳細を説明していきます。

iDeCoのメリット・デメリット・積立時のキャッシュフロー確認

理由説明の前に、メリット・デメリット と 積立時のキャッシュフローを確認しておいた方がよいので、簡単に説明します。

iDeCoのメリット・デメリット

<メリット>
・積立掛金全額が所得控除できる
・運用益が非課税 (通常であれば、20.315%税金徴収)
・運用がうまくいけば、資産が増える

<デメリット>
運用状況によっては元本割れする
原則65歳まで引き出しできない (好きな時に簡単に引き出せない)

節税メリットを活かして、効率よく資産運用し、老後資金を確保するための制度ですね。

iDeCo積立時のキャシュフロー

下記の前提でiDecoを活用した場合のキャッシュフローを見てみましょう。

上記前提の場合、毎年iDeCo積立で

支出:毎年14.4万円 (iDeCo積立金の拠出)
収入:毎年2.16万円 (節税額)

節税額を考慮しても、もちろん収支はプラスにはならず、毎年12.24万円 =毎月約1万円の支出となります。

これを35年間続けた頑張りとして、+約380万円(運用額896.7万円 – 元本518.4万円)の運用益をもらえる想定となります。

理由①:老後資金は、積立NISAで確保する

積立NISAを満額やれば、老後資金として必要と言われる2000万円は確保できると考えています。

下グラフは、下記の前提で30年間積立した際の積立シミュレーション結果です。

・積立額  :3.33万円 (積立NISA上限額)
・想定利回り:5%(S&P500を想定。一般には6~7%程度と言われますが、控えめに設定)

見積もり結果、30年後には、約2,774万円になります。

積立NISAの非課税期間20年に対し、今回は30年で見積もっており、10年分の課税期間の計算がめんどいので、厳し目に見て全期間20.315%の課税させるとしても、約2,219万円になります。

これで、老後資金2,000万円は十分確保できる見込みです(夫婦2人で満額積立すれば、4400万円!)

積立NISAで老後資金確保できるのであれば、iDecoへの追加積立で毎月1.2万円の支出を増やすよりも、もっと必要なこと・やりたいことにお金を使いたいと思いました。

一方で、「いやいや、老後資金貯めるなら、20年しか非課税金のない積立NISAなんかやらずに、全期間非課税で節税効果もあるiDeCoで積立した方がいいでしょ!」という考えも出てきます。

経済的な目線で言えば、その通りですが、僕としては、iDeCoは満期になるまで受取できないデメリットが痛すぎます。

将来、どんなことでお金が必要になるか分からないので、お金の流動性を良くしておきたいので、積立NISAで老後資金を確保します。

これがiDecoをやらない理由の1つ目です。

理由②:積立金は、子供の教育費に回したい

子供が小学校から大学(もしくは大学院)に行くまでに必要な費用を把握されているでしょうか?

仮に全て国公立進学した場合の教育費は、合計 約2100万円です(大学は下宿生活の仕送り前提)

(参考) 学費:文部科学省:平成30年度子供の学習費調査の結果について
生活費:https://fumakilla.jp/foryourlife/102/ を参考に一部改変

めっちゃ高くて焦りますよね…

これを見ると、子育て世代でFIREを目指している方は、目標が遥か彼方に行ってしまうように感じるかもしれません笑

iDeCoに資金を回さなければ、24年間(大学院進学想定) ✕ 14.4万円/年 = 約345万は、教育費に回せます。

自分の老後資金を過剰に充実させるよりも、子供の未来へ投資することに使いたいと思っています。

これがiDeCoをやらない理由の2つ目です。

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理由③:老後の1万円よりも、今の1万円の方が人生においての価値がある

老後のためにお金を貯めて、いざ海外旅行へ行こうと思っても、体力不足で、若い頃に行きたかったところにいけない…なんてことになると悲しいですよね。

逆に若い頃に海外旅行へ行っていれば、その経験は自分の中で生き続けます。

そして、その経験を振り返ることで楽しかった記憶が蘇り、幸せな気持ちになることができます (思い出の配当)

僕も大学の卒業旅行では、親から70万円ほど借りて南米のボリビアとペルーへ行きました!

今でも当時のことを頻繁に思い出して、楽しかったなーと感慨にふけるので、これがまさに『思い出の配当』だなと実感します。

今度は家族で行きたい!という夢もできました。

でも、南米行くのは飛行機で丸1日くらいかかる+時差ボケも起きるので、やはり老後に行くのは厳しそうです。

なので、若い内にできることに『お金』を『経験』に変換し、経験から『思い出の配当』をもらえるようにしていきたいです。

これがiDeCoをやらない理由の3つ目です。

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まとめ

資産管理の方針としては、老後に必要なお金はしっかり確保しつつ、今を充実させるためにしっかりお金を使っていきたい。

その手段として、老後資金を作る上でメリットが大きいiDeCoを敢えてやらずに浮いたお金で、今を充実させていく!というご提案の記事でした。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てると嬉しいです!

それでは、また!

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この記事を書いた人

2歳男児の父(30代)。
子供が困った時にサポートできるように、人生のコツ(虎の巻)を綴るためにブログをはじめました。

現在('20/9~)は、もっぱらお金の勉強に注力中で、家計見直し、投資の勉強をしています。

子育てとお金との付き合い方に悩む親御さんに役立つ記事を書いていきたいと思っています。
よろしくおねがいします!

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